自動認識とは
著者紹介
代表取締役 自動認識コンサルタント
平本純也(ひらもと じゅんや)
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著 書 バーコードの知識 日本工業出版 第7版改訂 A5版 367ページ 定価3,800円(税別) |
自動認識(Automatic Identification)とは、人間を介さず、ハードとソフトを含む機器により自動的にバーコード、RFID、指紋、製品画像などのデータを取み込み、データの取得または識別することです。欧米では、データ収集まで範囲を拡大して、AIDC(Automatic Identification Data Capture)とも呼ばれています。
自動認識技術は、キーボードによるデータ入力に対し、入力速度と入力精度の向上を目的に開発され、その後、バイオメトリックスやマシンビジョンのように識別技術へと発展してきました。データ入力としては、情報量の増加、認識距離の拡大、データの書き換え、一括読取などの技術進歩が図られてきました。しかし、あらゆる環境やアプリケーションに最適な究極の自動認識技術がないために、下記のような様々な技術から最適な技術を選択、または、組み合わせて使用することが必要です。
バイオメトリックスにおいても同様に、一つの技術で個人を特定することは困難ですので、顔認証と指紋認証のように複数の技術を組み合わせることが増えています。
バーコード、2次元シンボル(Bar Code / Two Dimensional Symbology)
バーコードは、幅の異なるバーとスペースの組合せにより、データをコード化したシンボルを光学的に読み取る技術である。2次元シンボルは、縦横両方向にデータを持たせたシンボルで、スタック型(マルチロー型)とマトリックス型がある。従来は、レーザスキャンやCCDスキャンのようにシンボルを走査することにより読み取っていたが、最近は、カメラによる画像処理によって読み取れるようになった。
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RFID(Radio Frequency Identification)
カード状またはタグ状の媒体に、電磁波(電波)を用いてデータを記録または読み取りを行い、アンテナを介して通信を行う認識技術である。タグにバッテリーを内蔵したアクティブ型と内蔵しないパッシブ型がある。電波を利用しているので、電波が透過すれば障害物があっても読み取りでき、また、データの書き換えや複数同時読取が可能である。 ICタグ、電子タグとも呼ばれる。
バイオメトリクス(Biometrics、生体認証)
指紋、静脈、顔、網膜、虹彩、音声、サインなど、生物個体が持つ特性により認識する生体認識技術である。指紋認証は、入退出管理やPCログインキーに、静脈認証は、ATMに良く使用されている。
磁気ストライプ(Magnetic Stripe)
カードなどに付けた磁気ストライプにデータを記録、読出しする技術である。代表的なものとして銀行のキャッシュカードやクレジットカード、定期券、テレホンカードなどがある。
OCR(Optical Character Recognition)
光学的文字認識のことで印刷または手書き文字を光学的に直接読み取り、認識する技術である。代表的な印刷フォントは、OCR-AフォントやOCR-Bフォントがある。
OMR(Optical Mark Recognition)
用紙の特定の場所を塗り潰すかチェックするなど、マークすることにより情報を記録し、それを光学的に読み取る技術である。試験用紙やアンケート用紙などで使用されている。
音声認識(Voice Recognition)
音声によってデータ入力する技術である。音声によって人を識別する技術は、バイオメトリックスの範囲になる。
マシンビジョン(Machine Vision)
リニアセンサやCCDカメラ等で取得した画像データからソフトウェア処理により物の特徴を抽出し、認識する技術である。バーコード、OCR、バイオメトリックスを除く工業用の認識技術を指す。
