バーコードリーダの読取角度
バーコードリーダのバーコードシンボルに対する許容傾斜角度を表す方法として、スキュー角、ピッチ角、チルト角がある。
スキュー角
シンボルの長さ方向に対して平行な軸をもって描くバーコードシンボルの回転角であり、バーコードリーダに対して垂直を0°とする。レーザスキャナでは、一般に±60°以上の許容傾斜角があり、二次元イメージャでは、一般に±60°以上、CCDスキャナは、一般に±20°以上ある。ペンスキャナは、±45°以上である。
ピッチ角
バーの高さ方向に対し平行な軸をもって描くバーコードシンボルの回転角であり、バーコードリーダに対し垂直を0°とする。レーザスキャナでは、一般に±45°以上の許容傾斜角があり、二次元イメージャでは、一般に±60°以上、CCDスキャナは、一般に±3°~5°である。ペンスキャナは、スキュー角と同じであり±45°以上である。
チルト角
バーコードシンボル面に垂直な軸をもって描くバーコードシンボルの回転角であり、バーコードシンボルの長さ方向を0°とする。CCDスキャナやレーザスキャナにおけるチルト角は、バーコードリーダに依存するのではなく、バーコードシンボルの縦横比に依存している。オムニスキャナや二次元イメージャのチルト角は、360°である。
![]() |