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社長の自動認識講座

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LEDピッキングシステム CAPTRON

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バーコードのコントラスト

 

バーコードのコントラストの表記には、PCS値(Print Contrast Signal)とMRD値(Minimum Reflectance Difference)が代表的である。バーコードリーダの読み取りできる最小コントラスト値は、近年、MRD値を使用することが増えている。

PCS値は、目に感じたコントラストを表しているので、グラフィック印刷やテレビモニターで利用されるパラメータである。最大反射率と最小反射率の差を求め、それを最大反射率で除することにより、視覚に近い値にしている。米国工業規格(ANSI)では、PCS値は、0.75以上を要求しており、また、スペースの反射率RLも次のように規定している。

PCS値=(RL-RD)/ RL×100(%)
RL:スペースの反射率
RD:バーの反射率

RL min ≧50%(X<0.51mm)
RL min ≧25%(X≧0.51mm)
RL min:スペースの最小反射率
X:細エレメント幅

しかし、バーコードシンボルは、目視で読み取るものではなく、バーコードリーダが読み取るものであるから、バーコードリーダにとって的確なパラメータにする方が良い。そこで、バーコードの印刷評価では、PCS値ではなく、MRD値が利用されるようになった。MRD値は、バーコードリーダの出力波形を観測し、スペースの最小反射率RL minからバーの最大反射率RD maxを差し引いたシンボルの最小反射率差である。国際自動認識工業会AIMIでは、MRD値とバーとスペースの反射率について、次のように規定している。

MRD値=RL min-RD max
RL min:スペースの最小反射率
RD max:バーの最大反射率

MRD ≧37.5%(X<1.02mm)
MRD ≧20%(X≧1.02mm)
RL min ≧25%
RD max ≧30%
X:細エレメント幅

コントラストのパラメータは、PCS値とMRD値の他に、最小エッジコントラスト(ECmin)とシンボルコントラスト(SC)がある。最小エッジコントラスト(ECmin)は、隣り合うバー/スペースの中の最小MRD値であり、ISO/IECは、ECminが15%以上を要求している。シンボルコントラスト(SC)は、シンボルの最も明るい部分の反射率RL maxから最も暗い部分の反射率RD minを引いた値であり、シンボルの最大反射率差である。

ECmin =(RL-RD)min
EC =RL max-RD min

スキャン波形

 

 

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