自動認識技術・動向
社長の自動認識講座

社長の自動認識講座

自動認識技術に関する基礎知識やアイニックスが提案する自動認識コンセプトをお伝えします。

ライセンスキー発行

ライセンスキー発行

ご購入いただいた製品のライセンスキーを当WEBサイト上で発行いたします。

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステムの「CAPTRON LED PIC」を7月よりリリース!高い視認性、操作性と異次元の堅牢性によりTCOを削減します。

分解能と読取率の関係

 

分解能の高いスキャナに変えたが、読取率が良くなるどころか、かえって悪くなったとう言う話を聞く。これは、分解能と読取率の関係を良く理解していないことによる。そこで、次にバーコードリーダの分解能と読取率の関係について説明する。

分解能とは、バーコードスキャナが認識できる最小のバーまたはスペースの幅である。もう少し定量的に言うと、細いバーまたはスペースの出力信号のレベルと太いバーまたはスペースの出力信号のレベルがほぼ等しくなる時のアパーチャ(開口径)の大きさである。例えば、図aでは、アパーチャサイズが、細いバーまたはスペースの幅とほぼ同じになっている。このときのバーコードスキャナの出力波形は、細いバーまたはスペースの信号レベルと太いバーまたはスペースの信号レベルが同じになっている。このような信号が得られるための最小のアパーチャサイズが、分解能である。

しかし、実際のバーコードリーダでは、必ずしもこのような波形でなくても読み取りできる。具体的には、細いバーまたはスペースの信号レベルが太いバーまたはスペースの信号レベルの50~70%で十分読み取れるようになっている。したがって、分解能は、読み取ることができる限界のアパーチャサイズと言っても良い。

image022

さて、図bのようにアパーチャサイズが細いバーやスペースに比べ非常に大きい場合、つまり分解能が低い場合は、どうなるだろうか。図のように細いバーやスペースの信号は小さくなってしまい、当然読み取りが難しくなる。したがって、バーコードスキャナの分解能は、ある程度高くなければならないのは当然である。

しかし、図cのようにアパーチャサイズが細いバーやスペースに比べ小さ過ぎる場合、つまり分解能が高過ぎる場合は、どうなるであろうか。ここでは、バーの中にあるボイド(傷)やスペースの中にあるスポット(汚れ)を検知し、スペースやバーとして信号を出力してしまうことになる。したがって、この場合、読取不能になるか、誤読になる。また、分解能が高過ぎると、バーのエッジの影響を強く受けることになり、バーの幅が大きく変化することになる。特にドットインパクトプリンタによるバーコードシンボルでは、エッジは大きくギザギザになっているので、この影響は大きい。

 

 

関連製品

  • 堅牢型リングスキャナ

    RS5100

  • 業務用2次元ポケットスキャナ

    MT1227L

  • コンパニオン・グローブスキャナ

    GSM-500BT-SE

Contact

お問い合わせ

当社に関する質問やご相談はフォームよりお問い合わせください。
気になる点や質問などもございましたら、お気軽にご連絡ください。

-->