自動認識技術・動向
社長の自動認識講座

社長の自動認識講座

自動認識技術に関する基礎知識やアイニックスが提案する自動認識コンセプトをお伝えします。

ライセンスキー発行

ライセンスキー発行

ご購入いただいた製品のライセンスキーを当WEBサイト上で発行いたします。

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステムの「CAPTRON LED PIC」を7月よりリリース!高い視認性、操作性と異次元の堅牢性によりTCOを削減します。

Interleaved 2 of 5 (ITF)

概要

インターリーブド(Interleaved)2 of 5は、インターメック(Intermec)社が、1972年に開発したバーコードシンボルである。スペースを利用せずにバーのみの構成であったCode 2 of 5(スタンダード2 of 5、ディスクリート2 of 5、インダストリアル2 of 5とも呼ばれる)を進化させ、バーによるシンボルキャラクタとスペースによるシンボルキャラクタを交互に組み合わせている。5本のバーと5本のスペースで2桁の数字を表すため情報化密度が高い。インターリーブド2 of 5と似たバーコードシンボルに、マトリックス 2 of 5がある。これは、Code39のようにバーとスペースを交互に使用してシンボルキャラクタを構成している。

2 of 5の名称は、シンボルキャラクタが5本のエレメントで構成され、その中の2本が太バーになっていることに由来している。シンボル規格のインターリーブド2 of 5は、ISO/IEC16390として国際規格になっており、日本ではこれに準拠して2012年にJIS-X-0505で規格化されている。

インターリーブド2 of 5は、アメリカでは、1981年にUCCが配送梱包の物流共通シンボルとして採用された。日本でも、1987年に物流共通シンボルITF14/16/6 (JIS-X-0502)として規格化されたので、前述のJIS-X-0505と共に同じシンボルの規格が二つ存在している。ITFは、Interleaved 2 of 5の頭文字をとった略語である。

当初、ITF14(14桁)とITF16(16桁)の2種類あったが、GS1は、1988年に14桁のみを国際標準と定め、以後、16桁は、国内用として使用された。そして、2010年、ITF16の使用は、全面的に禁止されITF14に移行した。この14桁のコードを集合包装用商品コードと言う。

特長

  1. キャラクタ セットは、数字(0から9)です。
  2. シンボルキャラクタは、バーで始まる5本のバーと5本のスペースで2キャラクタを構成しています。1つ目のキャラクタを5本のバーで、2つ目のキャラクタを5本のスペースで表現されます。
  3. スタート コードは"0000"、ストップ コードは"100"です。但し、"0"は細バーまたは細スペース、"1"は太バーまたは太スペースです。
  4. 自己チェック機能が有ります。
  5. 定まったチェックデジットは、特にありません。使用する場合は7DR、7DSR、9DR、9DSR、モジュロ10/ウェイト2、モジュロ10/ウェイト3、モジュロ11、加重モジュロ11が使用できます。通常はモジュロ10/ウェイト3を使用します。
  6. データが奇数桁の場合は、先頭に"0"を追加してコード化します。

寸法

  1. 最小エレメント幅(X)は、USS-I2/5の規格では0.191mm、またJIS-X-0502の規格では、基本寸法が1.016mmで、0.25倍から1.2倍まで認められています。
  2. 細太エレメント比は、USS-I2/5の規格ではX<=0.508mmのとき1:2.2から3.0、X>0.508mmのとき1:2.0から3.0、またJIS-X-0502の規格では、1:2.5です。
  3. クワイエットゾーンの最小値は、USS-I2/5の規格では10Xまたは2.54mmの大きい方の値で、手動走査の場合は6.35mm以上、またJIS-X-0502の規格では、10X以上です。
  4. エレメントの高さの最小値は、USS-I2/5の規格では5mmまたはシンボル全長の15%の大きい値、またJIS-X-0502の規格では、0.8倍から1.0倍では31.8mmです。

ITF:JIS-X-0502

  1. 標準バージョン(ITF-14)のキャラクタ構成は、左から1桁の物流識別コード、2桁のフラッグZ(日本は49または45)、5桁のメーカーコード、5桁の商品コード、1桁のチェックデジットで構成されます。
  2. 拡張バージョン(ITF-16)のキャラクタ構成は、左から1桁のスペアコード("0")、2桁の物流識別コード、2桁のフラッグ(日本は49または45)、5桁のメーカーコード、5桁の商品コード、1桁のチェックデジットで構成されます。2010年、ITF16の使用は、全面的に禁止されITF14に移行しました。
  3. アドオン バージョン(ITF-6)のキャラクタ構成は、左から5桁の計量値(小数点以下が必要な場合、3桁目と4桁目とします)、1桁のチェックデジットで構成されます。
  4. チェックデジットはモジュロ10/ウェイト3を使用します。

 

 Interleaved 2 of 5
Interleaved 2 of 5

 ITF14
ITF14

 

 

関連製品

Contact

お問い合わせ

当社に関する質問やご相談はフォームよりお問い合わせください。
気になる点や質問などもございましたら、お気軽にご連絡ください。

-->