大手飲料系3PL 導入事例

WMSとTMSを統合して効率化

大手飲料系3PL会社は、デポを持って食品と飲料品の共同配送を行っています。支社の物流センターは、DCとTCで支社圏内の店舗に配送すると共に、デポにも出荷します。デポでは、支社からの荷物と荷主からの直送品を店舗別に振り分け、配送します。支社の物流センターは、POT Managerを使用し、そのデータをPOT配車に渡すことにより、支社とデポの効率的な物流システムが実現しました。

 3PL

導入前の課題

  • DC、TCのWMSと配車システムが連携していなかったため、配車に多くの手間を掛けていました。
  • デポでは、支社からの指図書をFAXにて受け取り、エクセルへ入力してから配車していましたので、配車に多くの時間を要していました。また、、トラック手配が非効率になることがありました。
  • 支社は、デポで配車された車両を把握するために、電話やFAXを頻繁に行いました。

導入後の改善点

  • DCからの出荷指示とTCによる出荷指示を配車システムに転送できるため、迅速な配車管理が可能になりました。
  • 支社からデポに対する出荷指示が早くなったため、注文変更に迅速に対応できるようになりました。
  • デポにおける配送ルートの確定と店舗別仕分けが短時間でできるようになりました。
  • デポにおける配送実績を支社へ返送することにより、どの車両でどのような順で店舗へ配送するか簡単に把握できるようになりました。
  • 出荷実績データをCSVファイルとして取り込むことにより本部での集計も楽になりました。

システム概要

支社のWMSと配車システム

支社は、荷主からの出荷指示データをPOT Managerへ取り込みする時、配送先マスタ、商品マスタを自動生成します。新規配送先の場合は、配送依頼するデポを設定し、既存の配送先は予め設定されたデポへ自動設定され、取り込みを完了します。

TCの出荷指示はそのまま、DCの出荷指示は在庫引当を行いTCとDCを合わせた出荷指示データを支社内のPOT 配車へ送ります。(POT 配車へ出荷指示データを送る前に一時的に配送依頼するデポを配送先単位、伝票単位で変更することがあります。)

支社内のPOT 配車にて、新規の配送先は名寄せ(他の荷主と同じ配送先を同一配送先とする)をし、デポ別に出荷指示データを配信します。追加の出荷指示データを後から配信することもあります。

また、県別の集計表、県別ピッキングリスト、または荷主別のピッキングリスト等を出力し、デポに依頼しない配送も行います。

デポ(拠点)の配車システム

デポでは、受信した出荷指示データを取り込み後、新規配送先はデポ独自の配送コースへ割り振ります。1度割り振られた配送先は、次回出荷指示データ 取り込み時点で自動的に同じ配送コースへ割り振られますので、配送コースに纏められた配送先全件を1車両へ仮決めし、最大積載量を考慮しながら車両を調整 し、配車を完了します。

次に、ドライバー別の店舗別ピッキングリストと運行指示書を作成します。そして、ドライバーが、支社と荷主から届いた商品を店舗別に仕分けし、ルート別に荷積みします。

配送終了後に、配車実績を本部(支社)に送信します。

システム全体のフロー

  1. 複数荷主のデータを本社で一括受信し、支社に転送。
  2. 支社では、POT Managerに出荷指示データを取込。
  3.  商品マスタを自動登録し、品名、単位等を修正。
  4. POT ManagerからDC、TCを合わせた出荷指示データを支社内POT 配車へ転送。
  5. 配送先の名寄せをし、地区コード等を追加。
  6. デポ毎の県別出荷総量を確認。
  7. デポ別に出荷指示データを配信。
  8. デポでは、積載量を参考にルート別に配車。
  9. 運行指示書とピッキングリストにより仕分。
  10. デポから支社に配車実績データを送信。デポから支社に配車実績データを送信。

POT配車システム