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掲載日:2010/12/01

医療用リストバンド LaserBandを12月から販売開始

医療用リストバンドをレーザプリンタ、サーマルプリンタで印刷

アイニックス株式会社は、国際的な医療用リストバンドのリーディンメーカである米国LaserBand LLC(レーザーバンド社)とディストリビュータ契約を締結し、医療用リストバンドを12月より販売を開始します。これは、汎用レーザプリンタで印刷できるレーザーバンドと感熱式バーコードプリンタで印刷できるフュージョンバンドがあります。いずれもセルフラミネートにより水やアルコールなどの洗浄に対しても極めて高い安全性を持っています。

レーザバンド社は、2001年に設立し、欧米では医療用リストバンドの30%以上のシェアを持っています。そして、毎年2億5,000万本のリストバンドを世界8,000の病院に納入しています。また、17の米国特許と多くの国際特許を持っています。

医療用リストバンド レーザバンド
医療用リストバンド
LaserBand / FusionBand

安全な医療に欠かせないリストバンド

医療現場では、本人確認をしているにも関わらず患者の取り違え事故が時々生じます。これは、目視確認や音声確認の限界を示しており、バーコードやRFIDによる機械的照合が必要である証です。本人確認のためのリストバンドは、生命に影響するものですので、正確に読み取れることが不可欠です。長い入院期間中に何度も水やアルコールで洗浄しますが、如何なる場合でも消えることなく確実な読み取りを保証しなければなりません。レーザバンド社のリストバンドは、セルフラミネートにより印刷面を完全に保護していますので、数ヶ月に亘る入院でも交換することなく使用することができます。

個人情報漏洩の心配が不要

日本の多くの病院では、熱転写式バーコードプリンタでリストバンドを印刷しています。これは、印刷が消えないように高い耐久性を求めた結果ですが、そのために、熱転写リボンに個人情報が残り情報漏洩の心配が生じています。米国では、1993年にHIPAA(Health Insurance Portability and Accountability Act)「医療保険の相互運用性および説明責任に関する法律」のセキュリティ規制により個人情報管理が厳しくなったことから、熱転写式バーコードプリンタは使用されなくなりました。日本でも同様な規制が始まることは確実と思われますので、熱転写リボンによる個人情報漏洩の心配がない医療用リストバンドを先行して使用されることを提案します。

医療現場のワークフローを効率化

医療現場では、患者に付けるリストバンドを作成した後、血液、尿などの検体検査サンプルに貼るネームラベルを別に印刷しています。レーザバンド社は、リストバンドと4枚または20枚のネームラベルをセットにしたリストバンドを用意しています。これを使用することにより、リストバンドとネームラベルを同時に印刷することができ、医療現場の省力化を実現します。

大人用、子供用、乳児用を用意

医療用リストバンドは、レーザプリンタ用のLaserBand(レーザバンド)とサーマルプリンタ用のFusionBand(ヒュージョンバンド)があります。また、それぞれ大人用、子供用、乳児用のサイズがあります。大人用と子供用は、足に付けるための延長バンドも付属しています。リストバンドや延長バンドは、クリップなどの止め具を使用せずにシールで貼り合わせていますので、装着時の違和感がありません。

バーコードラベル作成ソフトウェアLabelStar Proで簡単印刷

アイニックスが開発しているバーコードラベル作成ソフトウェアLabelStar Pro V3.1は、リストバンドのテンプレートが付属されています。これによりリストバンドの印刷内容を簡単にデザインし、印刷することができます。

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