用途・留意点
社長の自動認識講座

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自動認識技術に関する基礎知識やアイニックスが提案する自動認識コンセプトをお伝えします。

ライセンスキー発行

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ご購入いただいた製品のライセンスキーを当WEBサイト上で発行いたします。

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステム CAPTRON

LEDピッキングシステムの「CAPTRON LED PIC」を7月よりリリース!高い視認性、操作性と異次元の堅牢性によりTCOを削減します。

RFID・ICカード

長波帯、短波帯、UHF波帯、マイクロ波帯のRFタグ、ICカード、RFIDリーダ、及び、センサーを内蔵したアクティブRFIDなどのRFIDソリューションです。

RFIDは、長波帯、短波帯、UHF波帯、マイクロ波帯の周波数により、通信距離、指向性、通信速度、金属等への影響など特長が異なります。また、RFタグは、紙ラベル、PETラベル、プラスチックケース、セラミックケースなど、使用環境に適した形状があります。アンテナは、長距離通信用、広範囲通信用、近距離通信用、棚用、マット用など形状も様々です。ICカードは、顔写真やバーコードを印刷することがあります。また、RFタグにセンサーを内蔵したアクティブRFIDは、位置情報や環境監視に使用されています。アイニックスは、利用目的や使用環境に適したRFIDソリューションをワンストップで提供します。

 

利用目的から探す

長距離で読取したい

920MHz帯のRFタグは、RFタグとRFIDリーダの組み合わせにより10m以上の読取が可能です。RFタグはサイズが大きいほど、RFIDリーダは出力が大きいほど、読取距離が大きくなります。また、指向性がありますので、ターゲットを確実に読み取りことができます。

コンテナのタグを一括で読取したい

RFIDの基本機能として一括読取が可能ですが、多くのRFタグを短時間で読取ためには、高速データ処理できるリーダライタが必要です。また、隙間なく電波が届くようなアンテナシステムが必要です。ゲート読取では、左右上下にアンテナを配置します。

金属面にRFタグを取付したい

一般的にRFタグを金属面に装着すると、金属の影響により電波が放射されません。そこで、金属面とアンテナを絶縁した金属RFタグを使用します。一般的に、金属RFタグは、プラスチックケースに入っています。Omni-IDタグは、優れた環境特性と読取距離を持っています。

耐熱、極低温、耐薬品、紫外線の影響を回避したい

セラミックス、特殊ファイバー、プラチック等に入れたRFタグは、優れた環境特性を持っています。セラミックタグとフレックスタグは、-196℃から200℃まで使用可能で、薬品や紫外線にも強くなっています。

NFCラベルを作成したい

NFCは、多くのスマホやタブレットに搭載されていますので、NFCラベルを作成することにより在庫管理や資産管理に活用できます。NTG213でNFCラベルを作成できます。

様々なHF帯RFIDを読取したい

13.56MHz(HF帯)のRFIDは、ISO15693、ISO14443-A/B、FeriCaの規格がありますが、近年、相互の互換性を保つためにNFC規格で統合されました。NFCポケットリーダMR10A7は、NFC規格のRFタグを読取できます。

モバイルでICカードを読取したい

接触式のICカードは、決済用モバイル端末MT760やBIP-1500等で読取できます。非接触式のICカードは、NFC対応のモバイル端末PIT21/BM180/TC55等、または、NFCリーダMR10A7等で読取できます。

i PhoneでUHF帯RFタグを読取したい

iPhoneやiPot TouchでUHF帯のRFタグを読取ためには、RFIDジャケットASX-300Rを使用します。スマホにジャケットを装着できますので、スマホがRFIDの業務端末になります。

棚の製品を読取したい

棚の商品を読取ためには、アンテナが長方形で薄いことが求められます。SlimLine Shelving & Cabinet アンテナA7075は、厚さが僅か8mm、幅25cm、全長75cmですので、棚やキャビネットに設置しやすくなっています。

歩いている人を読取したい

床にアンテナを配置し、歩いている人のICカードやRFタグを読取ことができます。マットアンテナA6590Cは、30cm×90cmのサイズで、200Kgの荷重に耐えるアンテナです。

物や人の所在管理をしたい

2.4GHz帯アクティブ式の監視タグSYSTAG245は、通信距離が約60mと大きく広い範囲での所在管理が可能です。

温度、湿度を監視したい

温度センサー、湿度センサーを内蔵した監視タグSYSTAG245は、リアルタイムな温度・湿度の監視が可能です。Watch Loggerは、温度と湿度をメモリーに記録できますので、輸送中の環境監視に最適です。データは、NFCでスマホやタブレットに転送できます。

振動や加速度を監視したい

Watch Loggerスティクタイプは、加速度センサーを内蔵していますので、輸送中の衝撃を監視することができます。データは、NFCでスマホやタブレットに転送できます。

 

 

RFIDとは

RFIDとは

RFID(Radio Frequency Identification)は、RFタグや非接触ICカードに搭載されているICチップに格納された情報を電波や電磁誘導により読み書きする仕組みです。無線技術を使用していますので、耐久性、環境性に優れデータの更新が可能です。

RFIDの歴史は古く、30年以上前より入退室管理や家畜管理で長波帯が、工程管理や輸送管理などにマイクロ波帯が使用され、当時はバッテリを搭載したアクティブ形が主流でした。20年ほど 前から通信距離が長いUHF帯とセキュリティ性が高いHF帯の使用が始まり、技術革新によりバッテリを搭載しないパッシブ型が主流になりました。UHF帯は、アパレル、ユニフォーム、リネン、リストバンドなど身近なところで使用され、製造現場や物流現場では、省力化や履歴管理、資産 管理、保全管理などに使用されています。HF帯は、交通系ICカード、個人認証カード、図書館、ホテルキーなどで広く使用されています。

2019年の電波法の改正により陸上無線局としての登録が可能となり、高出力の構内無線局が建屋や敷地の他に、路上や運動場などを含めた屋内外での利用が見込まれています。また、技術革新と量産効果により、価格が大きく下がってきていますので、今後、益々普及していくと思われます。

 

目的や環境に合わせて選択

RFIDがすべてにおいてバーコードより優れている訳でなく、また、UHF帯とHF帯では大きく特長が異なります。したがって、それぞれの特長を十分理解して、適材適所に選択することが重要です。導入に失敗したことがあるとすれば、RFID在りきで進めたからではないでしょうか。

RFIDを利用することのメリットは、非接触でデータを読み書きできること、箱の中など見えないRFタグも読取できること、1秒で数百個を一括で読取できること、ICチップの容量に応じて沢山の情報を読み込みできることなどです。

一括読取は、UHF 帯の特長であって、通信距離が短い HF 帯では一括読取には適していません。しかし、高いセキュリティ機能を持っています。 また、実現したい読取距離や読取速度により周波数帯を選択したり、 利用したい環境に合わせて金属対応のRFタグを選択したり、温度、薬品、紫外線などに耐える材質を選択したり、電波干渉を抑える工夫をすることも必要です。

RFIDの導入を検討するためには、特長を知ることに加えて、バーコードなど他の自動認識との違いを明確にすることも必要となります。

データキャリアUHF帯RFIDHF帯RFIDバーコード/二次元シンボル
データ量 最大64Kバイト 最大4kバイト 最大2Kバイト
データの書き換え 不可
データの偽造・複製 困難 困難 容易
読取距離 10 m 10 cm 10 m
複数読取 可能 不可 基本的に不可(カメラで可能)
遮蔽物の影響 受けにくい 受けにくい 受ける
水の影響 受ける 受けない 受けない
耐環境性 優れている 優れている 劣っている

 

一意性が担保されたデータ管理

JANコードは、国際的な商品識別コードとして一意性が担保されていますが、個々の製品を識別することはできません。しかし、RFIDは商品識別コードの他にユニークな固有のIDをエンコードできるため、一括で管理することが可能です。こうしたデータ管理は、物の移動における追跡管理や生産から消費までのトレーサビリティの確保に大きく貢献します。

また、自動読取や一括読取により業務効率を大きく改善し、RFタグを書き換えして再利用することによりオペレーション全体のコストダウンを達成することもできます。 RFIDの技術はISO/IECで世界的に標準化されており、日本語に翻訳されJISとして発行されています。現在では、あらゆるベンダーが標準化された規格のもとで機器を提供しており、ベンダー間の制約を受けないオープンな環境でRFIDを使用することができます。

GS1 は、グローバルな一意性を担保するために EPC(Electronic Product Code)を標準化し、商品識別コードGTINなどの標準識別コードの利用を推奨しています。商品コードとシリアル番号 を付加した SGTIN を RF タグに書き込むことにより、サプライチェーン全体において世界中で 重複のない個品管理を実現可能となります。

 

 

RFIDシステム構築の留意点

システム構築の留意点

RFIDシステムを構築する場合に必要となる機器は、RFタグ、印刷したデータを書き込むRFIDプリンタ、読み書きするためのアンテナとリーダライタ、リーダを制御したりデータを収集するネットワークとミドルウェア、そして、アプリケーションソフトウェアおよびデータベースが必要となります。構築にあたって、機器同士を無計画に組み合わせだけでは狙った効果を充分に発揮できないため、それぞれのレイヤにおける正しい知識と多様な経験が必要となります。RFIDは、電波の影で読み取りできない場合や、意図しない対象まで読み取る場合があります。また、ICチップの中のデータが目で見えないことや、チップやアンテナの故障が発生しても目視で確認できないことなどを考慮して、バーコードと組み合わせたりするなどの工夫も必要です。

スマートフォンなどのモバイルデバイスの業務利用が進む中では、RFタグの読み取りにスマホのNFC機能を利用することも可能です。また、RFIDリーダとスマホを連携させてデータ収集することも増えています。あくまでRFIDは一つの技術に過ぎず、システム構築の構成要素であることを押さえて導入から運用までを検討することが重要です。

 

自動認識システムの経験に基づいたRFIDソリューション提案

アイニックスは、今日までバーコードやRFID、音声認識、文字認識などの自動認識技術を利用した統合的なソリューションを提供して参りました。RFIDシステムは、単に確実に読めるかどうかという問題だけでなく、どのようなデータを書き込むか、読めなかったときの対応をどうするか、そのデータをどのように活用するかなど、統合的なシステムが求められます。アイニックスは、お客様の希望される条件に合わせ、多様なポートフォリオを生かしバーコード技術などを適材適所に組み合わせることによって、より最適なソリューションを提案いたします。

業務や目的によって、自動認識技術の使い方は様々です。効果的な利用のために必要な業務知識や知見は、経験によって培われる要素が多くあります。アイニックスは、製造、物流、販売、医療、サービス等の様々な分野のお客様との豊富な経験に基づき、お客様に最適なソリューションのご提供に努めて参ります。

 

ワンストップでのソリューション提供

アイニックスのRFID ソリューションは、機器の提供のみに留まらず、要件定義から機器選定、環境構築、運用支援に至るすべてを提供します。

RFタグは、金属対応、材質、形状、サイズ、読取距離、メモリ容量、取付方法など、多くの検討課題があります。また、リーダライタは、読取距離、読取速度、アンテナ形状、設置方法、電波障害などの検討が必要であり、プリンタは、印刷幅、印字厚、印刷速度、対応チップなどの検討が必要です。これらの検討をユーザのみで実施することは 難しく、特にRFIDを初めて使用されるお客様にとっては高いハードルとなります。

アイニックスでは、RFタグや RFID機器について、米国、中国、国産などの様々なメーカと直接取引することにより、仕様や特長を正しく理解し、また、豊富な経験によって最適なデバイスを選定します。加えてソフトウェア開発およびネットワーク構築を行う体制を持っていますので、お客様にRFIDソリューションをワンストップで提供します。

 

エンジニアリング、ネットワークなど、幅広くサポート

RFIDは目に見えない電波や電磁誘導を利用する技術のため、影響を受ける環境要因の特定や問題の切り分け、電波漏洩対策のために遮蔽などのエンジニアリングが必要になります。また、RFIDリーダをゲートで制御したり、読取情報を収集するためには、無線や有線のネットワークが必要です。更に、情報管理には、データベースを含めたアプリケーションソフトウェアの開発が求められます。

アイニックスは、RFタグ や RFID機器の選定ばかりでなく、エンジニアリング、ネットワーク、 アプリケーション開発、保守サポートまで、すべてのレイヤをトータルでサポートします。また、RFID機器の大規模導入をご検討のお客様や、 特定のレイヤにおけるご提案のみをご希望のお客様においても、弊社のこれまでの実績やノウハウを基に、様々な課題解決の一助となれるよう体制を整えております。

 

 

  • ポケットNFCリーダ

    MR10A7

    ポケットサイズのNFCリーダです。データ蓄積によるバッチ通信とBluetoothによるリアルタイム通信が可能です。

  • UHF帯 ポケットRFIDリーダ

    MR11A7J

    ポケットサイズのUHF帯RFIDリーダです。データ蓄積によるバッチ通信とBluetoothによるリアルタイム通信が可能です。

  • RFIDモバイルコンピュータ

    HF550X

    Android10、5.5インチ、802.11a/b/g/n/ac、LTE、13MP/5MPカメラ、BLE5.0、4GB/32GB、1D/2Dスキャナ、UHF帯RFIDリーダ内蔵。

  • UHF帯RFIDリーダ

    RFR901

    EF550、HF550に装着できるUHF帯RFIDスレッド型リーダです。EPC Gen2、最大出力1W、読取速度1,300個/秒。モバイルコンピュータでバーコード読取。

  • UHF帯 RFIDスレッドリーダ

    RFD40

    RFD40は、UHF帯RFIDスレッド型リーダで、コンパックで軽量です。業界最高の1,300タグ/秒以上の読取速度と長時間運用を実現。EPC Gen2、出力1W、読取距離 6m、IP54

  • RFID技術の概念検証を簡単に実施

    RFID PoC スタートキット

    RFID技術のPoC(:概念検証) に特化したソリューションです。利用を想定した環境でのパフォーマンス測定やデータ採取に最適です。

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